特別支援学校卒業後、長い間ひきこもっていた30代男性の事例です。利用までの経緯生まれつき知的障害があるDさん。特別支援学校を卒業したのち就職されましたが、わずか1年で退職されました。退職後は仕事をされず、近所へ買い物に行く以外は自宅で過ごされていました。Dさんはご家族と同居されていたことから、生活にも困っていなかったようでした。ひきこもり状態が数年続いたある日、お母さんが体調を崩され、介護サービスを利用することになりました。介護サービスを利用するにあたって支援員さんが自宅に訪問したところ、Dさんがひきこもり状態にあることに気づき、あいち福祉振興会の就労継続支援B型事業所へ繋いでくださいました。重点的に行った支援や訓練自宅以外にも居場所ができるように支援しました。あわせて、障害年金の申請を支援しました。(1)居場所づくり就労継続支援B型事業所についての説明と見学を行ない、作業体験を経て利用を開始しました。まずは1日2時間、週2日の利用から始め、体を慣らしながら徐々に利用日数や利用時間を増やしていきました。(2)障害年金の申請支援親御さんが体調を崩されたことで先々生活が困窮する恐れがあったこと、今まで障害があったにも関わらず障害年金を受給できていなかったことから、社会保険労務士さんにもお繋ぎして障害年金の申請も行ないました。好転したことや気持ちの変化毎日休まず1日6時間の利用ができるようになりました。作業に慣れてきてできる作業も増え、苦手なコミュニケーションも少しずつとれるようになってきました。心配していたお金の面では、月々の工賃と障害年金で自身の生活に必要なお金をやりくりできるようになり、ご家族も大変喜ばれています。利用者さんの現況「一人暮らしをしたい」という目標に向けて障害者雇用での就労を目指し、日々作業に励んでいます。