職場での人間関係がうまくいかず統合失調症を患った、40代女性の事例です。利用までの経緯Aさんは統合失調症を発症後、自分に合う職場を探そうと思い転職を繰り返しましたが、どの仕事も長く続けられませんでした。職を転々とするうちに生活に困窮してしまい、生活保護を受けることになりました。その後、役所からの紹介で、あいち福祉振興会の就労継続支援B型事業所へ見学にみえ、社会復帰を目指して利用を開始しました。重点的に行った支援や訓練自信を持てるように、メリハリのある支援を行いました。具体的には、通所し始めたころは会話もままならない状態だったため、まずは週1回、1時間半の通所から慣らしていきました。通所に慣れたら次は室内での簡単な仕分け作業を行い、元気になってきた頃を見計らって外での作業を行うなど、少しずつステップアップしていっていただきました。好転したことや気持ちの変化毎日通所できるまで体調が回復。性格も、初めてお会いした頃よりも随分、明るくほがらかになりました。利用者さんの現況元気になり、ご本人がB型事業所での作業に少し物足りなさを感じたことから、ご本人の希望で就労継続支援A型事業所へ転籍されました。今では一般企業への就職を視野に入れながら、1日4時間・週5日間の仕事を続けています。